レポート
2022.08.19

海の恵みを余さず味わおう!

三陸・石巻地域は、肉厚で食感のいいワカメが取れることで知られていて、
海藻を加工する会社も数多く存在しています。

加工する上でどうしても出てくるのが、捨てなければいけない部分。
野菜と一緒で、色が悪かったり、傷がついていたりすると、
商品にならず、売れないためです。

末永海産では、1日に約1トンの海藻を加工していますが、
そのうちの1割が、廃棄になっていました。
1日に100キロの廃棄が出ると考えると、かなりの量になりますよね。
見た目が悪いだけで味は何も変わらない、
これをどうにか有効活用できないか、ということで、
「もっと藻!」という商品が開発されました。
今まで廃棄されていた海藻を、刻んで、カツオ出汁で味付けをしたもの。
味がついているので、そのままご飯にかけてもいいし、
野菜やパスタ、うどんなどにかけても美味しいですよ、とおっしゃっていました。
5月に販売されたばかりですが、取引先からも好評だそうです。

食品ロスも減らせる!

  1. 手軽にそのまま食べられる
  2. 和洋を問わず使える
  3. 仕入れの基準も変わったとか

食品ロスに対して見直すきっかけにもなったそうで、

漁師さんから仕入れをするときに、漁師さんが今まで捨てていたような部分も

会社で仕入れて、加工品として作るようになりました。

漁師さんたちが、今まで売れないと思って捨てていた部分。

それが商品になるような取り組みが広がって、

漁師さんたちにも加工する側にもいい循環が生まれていくといいですね。

\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

南三陸交流会inSENDAI に参加してきました!
レポート
2024.12.07

南三陸交流会inSENDAI に参加してきました!

番組紹介 化石に名前がついた南三陸町の漁師「高橋直哉さん」
レポート
2024.12.03

番組紹介 化石に名前がついた南三陸町の漁師「高橋直哉さん」

ページ内トップへ