宮城県は、世界三大漁場の一つとされる三陸沖を有する水産王国です。
三陸沖は、寒流と暖流が流れ込む多様性が極めて高い海域で、海洋生物の生息数は全海洋生物の約14%にあたる3万3000種あまりに及ぶといいます。
そんな宮城の海が、2011年3月11日大きな災害に見舞われました。
浜は姿を変え、多くのものを失いました。それでも、沿岸には、自然とともに生きると決め、たくましく活動する人たちがたくさんいます。
「海と日本プロジェクト in みやぎ」は、世界に誇れる海の恵みと海と向き合う人たちのいまを発信し、宮城の海に再び光を当てます。

ハマボウフウの花で海岸を花畑に
東日本大震災による津波で、名取市閖上の海浜植物が流されて以来、「名取ハマボウフウの会」は元の景色を取り戻そうと活動してきました。「震災から10年目で、ここまでの海岸のお花畑…まではいかんですけども、そんな状態になるのに、ちょうど10年かかり…