全長880mの日本一の長さを誇る魚市場です。世界三大漁場である金華山沖に近いという立地にも恵まれ、24時間ほぽ休むことなく、水揚げが続く。そこで重要な役割を果たすのが、魚種不問の買受人。約200種にも及ぶ多種多様な魚を取扱うのも魚市場の特徴の一つ。平成27年には食品衛生管理の国際規格「HACCP」に対応できる高度衛生管理型の新・魚市場が完成。“新たな舞台”を得た買受人とともに、水揚量・水揚高の増加をはじめ、海外市場の開拓、魚食文化の普及拡大への貢献など、新・魚市場の今後の活躍が期待されています。
(宮城県HP「サカナップみやぎより」)
器が大きく懐が深い魚市場に欠かせないのが買受人。“多種多様な魚を最適な市場へ”との思いを胸に、魚はもとより、漁法や漁船の保冷設備、陸上での保管方法などに関する豊富な知識に加えて、消費動向や他市場の値動き、加工業者のニーズなどの情報収集にも力を注ぎます。いわば“24時間眠らない魚市場の原動力”的な存在です。
国内にとどまらず、海外への輸出も視野に入れた高度衛生管理型の魚市場です。人や車両の入場が管理され、清浄殺菌海水浄化施設や清浄殺菌海水自動製氷貯氷施設など最先端設備が整っています。場内を行き交うフォークリフトは電動。荷捌きを見学できる通路があり、魚の取扱いの安心安全を積極的にアピールすることにも努めています。
「サカナップみやぎ」では、宮城県内の産地魚市場を紹介する動画が公開されています。ぜひご覧ください。