レポート
2021.12.17

気仙沼のおいしいメカブを届けたい!

気仙沼の海では、昔から良質な海藻が育ちます。
中でもワカメは、荒波に揉まれて育つため、肉厚で柔らかく全国屈指の品質を誇ります。

ワカメの茎の下の部分にあるのが、”メカブ”。
パックに入って売られているのを見る方も多いと思いますが、「固くて調理がしにくい食材」のため、以前は流通することがほとんどなく、地元の漁師さんたちだけで食べられていたそうです。

「そのうまさを地元だけじゃなく、いろんな人に味わってほしい」という思いから、気仙沼の丸繁商店では、40年前にメカブの加工販売を開始しました。
丸繁商店では、海水で茹でてから、メカブをカット。
余分な水分を吸い込まないので、メカブの旨味や粘りが逃げにくく、食べたときにシャキシャキ食感が強くなるんだそうです。

メカブのおいしさを追求して、昔ながらの加工方法で作ってきた丸繁商店で、さらなる消費拡大を目指して、新商品が作られました。

その名も!「10秒deおいしいめかぶ」。

従来のプラスチックカップから、厚さ5ミリほどに平らにして包装。
冷凍販売ですが、約10秒間、流水で解凍すれば食べられるようになりました。

美味しいを手軽に

  1. 硬くて調理がしにくい「メカブ」を商品化
  2. シャキシャキ感が魅力!
  3. パッケージを改良しより手軽に

この商品を思いついたのは、専務の小野寺薫さん。健康のために毎日メカブを食べていましたが、プラカップのメカブを冷凍して保存していたところ、解凍するのに時間がかかるけど、どうにかならないか、と考え薄くすることを思いついたそう。

パッケージには紙を使用して、プラスチックゴミの削減にもなって、いいこと尽くし!

商品は、丸繁商店のホームページからオンラインで購入いただけます。日本中の食卓に、気仙沼のおいしいメカブ、届いてほしいですね。

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