世界的な問題となっている海洋ごみの削減を目指す「海ごみゼロウイーク」の活動の一環として、5月30日、仙台市中心部で、およそ500人がごみ拾いを行いました。
これは、仙台中央地区環境美化推進実行委員会が主催したもので、市内の『ポイ捨てごみ』調査・清掃活動「春のアレマキャンペーン」のオープニングイベントと合わせて実施されました。
開会式では、実行委員会副委員長で一番町一番街商店街振興組合の三田惠介理事長があいさつし、「美しい環境つくりには、ポイ捨てしない心構えの人を作ることとポイ捨てしにくい環境つくりをすることが大切。街の美化だけに留まらず海ごみの削減につなげるためご協力いただきたい」と話しました。
日本財団によりますと、海洋ごみの8割は陸域から流れ出たものということで、削減するには街の清掃が欠かせません。
この日は、AER広場から青葉通を経由してAER広場に戻るものと、勾当台公園から東一番丁通を経由して金港堂前までの2つコースで清掃が行われ、参加者は、青い軍手を身に着け、青いトングを手にして、路上に落ちていた吸い殻や紙くずを次々に拾い上げていました。
仙台市によりますと、およそ一時間の活動で17キロのゴミが集められたということです。
「海ごみゼロウィーク」は、環境省と日本財団が今年から定めたもので、5月30日(ごみゼロの日)から6月8日(世界海洋デー)前後までの間に、日本全体が連帯し、海洋ごみ削減のためのアクションを一斉に行うとしています。
期間中には、全国でおよそ43万人が清掃活動に取り組むという事です。