こんにちは。事務局の東です。
7月17日の「海の日」を目前に控えた7月13日、日本人の海に対する全国的な意識調査の結果が発表されました。記者発表に参加してきましたので、ご報告させていただきます!
この調査は、四方を海に囲まれ、海の恩恵を受けて生活をしている日本人が海に対して持っている意識や行動の実態を明らかにすることを目的に日本財団が実施したものです。
まずはじめに、「海が好き」と回答した人は全体の51.8%だったことが発表されました。私個人としては、もっと高い数字を予想したので少し驚きました。さらに、上の表を見てみると、10代~30代ではおよそ5人に1人の割合で海にネガティブな印象を持っていることがわかります。私自身、「海と言えば若者!」というイメージを抱いていたので、この点も意外だなと思いました。
さらに、今度は海への「親しみ」を感じているかどうかという質問に対する回答を見てみると、なんと10代~20代の若年層では「親しみを感じていない」割合の方がはるかに上回っています。
とくに、10代に関しては海と接しているときにおよそ3割が「心地よくない」と感じているという発表もありました。そもそも、10代・20代の若年層はほかの年代と比較すると、子どもの頃に海で遊んだ回数が少ないということもわかっています。
これらの結果を受けて、日本財団では子供のころの“海体験”がその後の海への意識に関わっているのではないかと分析していました。
近年では、安全面を考慮して臨海学校などの海で学ぶ場が減っているそうです。30代前半の私も小学校や中学校で臨海学校はありませんでした。
今回調査を実施した日本財団では、実施体験型の「海の学び」の場の提供、地域の特色や地域性をいかしたプログラムの展開、地域や学校で「海の学び」を実践するための手助けとなるネットワークや素材の提供を今後実施していくということです。
今回の調査結果はこちらからご覧いただけます。