気仙沼市にある、唐桑半島ビジターセンター。
ここでは、唐桑半島をぐるっと歩いて巡ることのできる、
みちのく潮風トレイルの案内をしています。
みちのく潮風トレイルとは、環境省が設定した海沿いを歩くための道で、
青森から福島まで、沿岸を1,000キロ以上繋いでいます。
唐桑半島は、唐桑をぐるっと一周するコースで、特徴はリアス式海岸の景色。
ビジターセンターからも歩いて10分くらいのところにある御崎は、
岩礁と荒波で迫力のある風景を見ることができます。
遊歩道になっているので歩きやすく、波のしぶきが飛んでくるくらいの距離まで
近づくことができます。
ここに広がっている千畳敷の岩は、2億5,000万年前にできたと言われており、
それに叩きつける波が白く泡立つような迫力のある景色が楽しめる場所です。
唐桑半島のシンボルになっている折石は、巨釜半造という海岸地帯にある、奇形岩。
高さ16メートル、幅3メートルの大きな岩で、
明治時代にあった大津波で、先端の部分が折れてしまったことから、
この名前がついたんだそうです。
半島の内湾と太平洋側でも違った表情の景色が見られるので、
比較するのも面白いかもしれませんよ。
唐桑半島は、冬でもなかなか雪が降らないそうで、
冬場にトレイルに来られる方もいらっしゃるとか。
皆さんもぜひ、歩いて、歩いたからこそ見えてくる景色を発見してみてください。