岩手県の猊鼻渓、大分県の耶馬渓と並び「日本三大渓」と称される、東松島市の「嵯峨渓」。
陸繋島である宮戸島の室浜から萱野崎までの約2kmが、太平洋の荒波や風雨に浸食されて荒々しい景観となっおり、遊覧船の上から、その風景をゆっくり楽しむことができます。
その発着所となるのが東松島市宮戸にある「奥松島浮桟橋船舶乗場」。
ここをスタートした遊覧船は、島の北側の潜ヶ浦水道を通って島の東側へ出ます。
その景観は、島々が浮かび静かで「女性的」と評される松島湾に比べ、むき出しの岩や高い断崖などが続く嵯峨渓は「男性的」と評され、ダイナミックで雄大な景観を楽しむことができます。
「奥松島浮桟橋船舶乗場」は震災前、現在の場所から2km程離れた場所にありましたが、2013年、現在の場所に仮桟橋を設置し遊覧船の営業を再開しました。
しかし、仮の桟橋は、桟橋自体が固定されていて、潮の満ち干によって舟との高低差が大きかったため、乗客の乗り降りが場合がありました。
新しい桟橋は浮桟橋なので潮の満ち干による船との段差が少なく、安全に乗り降りすることができます。
奥松島浮桟橋船舶乗場の側には、観光施設「あおみな」があり、観光案内や地元産の海苔などのお土産品を販売している他、地場産品を活用したメニューを提供する「あおみな食堂」も併設されており、宮戸地区の魅力をたっぷり味わうことができます。
この夏、嵯峨渓の雄大な景色をぜひ、楽しんでください!