レポート
2018.08.28

海の底からワイン!!味は?海産物にあうワインづくり

カキの養殖が盛んな南三陸町。
7月の下旬、とあるカキの養殖棚の中から引き揚げられたのは、なんと「ワイン」。
これは「南三陸ワインプロジェクト」という取り組みの一環で、ワインの熟成に海流による揺れが影響すると考えられている為、味にも変化があるのか試したのだそうです。

ワインプロジェクトのメンバーである藤田岳さんは、ワインを海中に沈めることで、セラーに置くのとは違った熟成のさせ方を
してみよう、また牡蠣とワインの食べ合わせを実現したいという思いから海辺の町ならではの作り方に挑戦しています。

ふつうにセラーに置いておくよりも海中の方が熟成がはやいと言われるので、このワインははやく熟成し、より熟成が深まった味わいになったと語る藤田さん。

このプロジェクトでは、原料となるブドウの生産にも取り組んでいます。去年の春から畑を耕し、ブドウの栽培も本格化させました。
ワインプロジェクトのメンバーである正司勇太さんが作っているのは、白ワイン用のシャルドネという品種。昔からシャルドネで作ったワインは、牡蠣と相性がいいといわれているそうです。
通常ブドウが収穫できるようになるまで3年から5年かかるので、それまで畑での世話は欠かせません。

「南三陸ワインプロジェクト」は、藤田さんと、正司さんの二人が中心となって取り組んでいます。

海辺の町ならではのワインづくり

  1. ワインプロジェクトのメンバー藤田岳さん
  2. シャルドネづくりに励む正司勇太さん
  3. 海の町・南三陸の白ワイン

海の町・南三陸の魅力を凝縮させたワイン。
飲めるようになるのが今から楽しみですね。

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