レポート
2020.09.17

海洋プラスチックごみで作ったアート作品「海のいきものと私たち」完成!

みなさんこんにちは!取材ディレクターの大峯です!
みなさんは海洋ごみについてどのくらいご存知ですか?

私たちの暮らしの中から生まれ、道端にポイ捨てされているプラスチックごみは海へ流れ、分解されずに
魚や鳥たちの生態系に大きく影響を及ぼしていると言われています。もしかしたら、ニュースなどで海洋ごみを飲み込んでしまった海の生き物たちを、見たことがあるかもしれません。

そんな海洋ごみについて、子どもから大人まで幅広い世代に伝え、海洋ごみを減らす動きを広めようとしている学生団体が「海辺のたからもの」です。

今年の「海と日本プロジェクトinみやぎ」とのコラボ企画の一つは、
その団体「海辺のたからもの」との海洋プラスチックごみで作るアート作品制作です。
8月22,23日に、仙台うみの杜水族館で開催しました。

子どもたちの生み出す想像力は天才的!

  1. 宮城の海に住んでいる生き物のイラストに海洋プラスチックごみを貼り付けてアート作品に!
  2. 亀の甲羅に上手に形を整えて貼ってくれました。そこにその素材を使うのか〜!と感心しました。
  3. とても上手に赤系の色を集めて貼っていく子も。海洋プラスチックにこんなに触れたのはもちろん初めてとの事。きっと心に何か学びがあったはずです。

巨大なパネルに描かれた海の生き物たちに、深沼海岸の清掃活動で集められた海洋ごみを貼り付けて、立体的なアート作品を作っていきました。参加してくれたのは、小さなお子様たちから家族連れまで多数。仙台うみの杜水族館にもご協力いただき、新型コロナウイルス感染予防対策をしっかり行い、安全にイベントを行いました。

海洋ごみは様々な色や形があり、参加した皆さんはどの生き物に貼りたいか考え想像してから、選び貼り付けていました。

海洋プラスチックごみの問題を学んでもらいました!

  1. 宮城の海で行った海洋プラスチックなどの問題の調査結果を掲出
  2. このようにケースに海洋プラスチックを入れて設置しました。多くのみなさんが一つずつを見て、たくさん海に落ちていたり浮いている現状に触れ驚いていました。
  3. 身近な海で起きている問題に関心を持って、スタッフに質問してくれました!

参加した皆さんは、海洋ごみ問題に関する調査結果のパネルを見たり、アート作品の材料になる海洋ごみに触れ、驚いた様子。
「こんなものまで落ちているのか」
「海を綺麗にしないと生き物たちがかわいそうだね」
というお子様と保護者の方との会話も聞こえてきました。
おそらく、海洋プラスチックごみで、アート作品を作る経験は初めての方々ばかりだったのではないでしょうか。
初めて知った実情。初めて触れた、自分たちの生活から出ているプラスチックの与える影響。
真剣に、海洋ごみ問題についての展示パネルを読んでいました。

海洋プラスチックごみでアクセサリー作り!

  1. 親子でアクセサリー作りに挑戦!
  2. どんなアクセサリーにしようか…!?いろいろ考えながら作ってくれました。
  3. プラスチックごみがアクセサリーに!

そして、深沼海岸の清掃活動で集めた海洋プラスチックごみを使って子どもたちにアクセサリー作りにも挑戦してもらいました。どんなアクセサリーにしようか、自分の好みに合うように材料を組み合わせて…完成!アクセサリーはお土産として持ち帰ってもらいました。お家に帰っても、アクセサリーを見て、海で起きている問題を思い浮かべてくれると嬉しいですね。

楽しいイベントの中にも、「海辺のたからもの」の方々が伝えたかった、
海を大切に想う気持ちや、自分の生活に密接に関係している海洋ごみ問題を
多くの人が知るきっかけになったアートイベントになりました。
楽しみながら、問題に触れてもらえたことが、海洋ごみの解決に向けた、最初の1歩に繋がると思います!

イベントにご参加いただきました多くの皆様、
アート作品の制作にご協力いただきありがとうございました。

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