水産業の町・石巻では、それにかかわる加工品の会社もたくさんありますが、複数の加工会社が集まって開発した商品が生まれています。
「きっかけは震災ですね。石巻は、水産加工会社200社くらいあったんですけれども、震災で壊滅的な状態になった。それで、まずチームを組んで、商品開発をしようとなったのがきっかけですね」
こう話すのは、「丸平かつおぶし」社長の阿部真也さん。集まった地元の加工会社10社で、それぞれの得意分野を生かした商品づくりをしています。最初に生まれたのが「石巻金華茶漬け」で、今は9種類あります。
「みんなそれぞれ特徴があって美味しいです。今は銀鮭が人気ですかね。素材はそれぞれの会社さんが培った技術で作ります。冷凍とか冷蔵で流通するのがみなさんそれぞれなんですね。それだけじゃ常温で販売できないので、チームの中でレトルトの技術を持っている会社があったので、そこにお願いして販売出来るようにしたりとかですね」
「当然、お茶漬けですから、素材を引き立たせるようなダシを開発したりとか、素材はそれぞれの専門店が作っているので、これはもう自信ありましたね」
お茶漬け人気のトップ「銀鮭」だけでなく、石巻に馴染み深い「サバ」や「ホヤ」「サンマ」「タラコ」など、宮城の水産加工を代表する食材がラインナップには並んでいます。
今でも、定期的に集り、会議や試食会などを繰り返し、一年に一つの商品を生み出すのが目標だそうです。
「石巻を一つの会社に見立てて、そこから作っていくと、そういう感覚でどんどん生み出していきたい、と。このブランドは」
現在、「石巻金華ブランド」としては、「釜めしのもと」も販売中。
今後は、パスタソースも予定しています。どれも美味しそうで、これからも注目です。