12月1日(日)に仙台市の夢メッセみやぎで開かれた 親子連れイベント「ままぱれ祭り」で、海と日本プロジェクトのブースを設けて、海洋ごみを使ったアクセサリー作りのワークショップを開催しました。
「ままぱれ祭り」は仙台市の印刷会社「ホクト」が主催したものです。
ワークショップは一時間ごと計4回行いました。
対象は未就学児童や小学生らをつれた親子で、あわせておよそ40組が参加してくれました。
ワークショップの準備や指導をしてくれたのは、東北大学の学生らでつくる環境系サークル「海辺のたからもの」のメンバー3人で、とても丁寧に教えてくれました。
アクセサリーの作り方は、それぞれが選んだ好みの「型」に、色とりどりのレジンという柔らかい樹脂を流し込みます。
そこに、メンバーが海で拾い集めたマイクロプラスチックやガラス片などを並べます。
さらに、ラメやビーズなどできれいに飾り付けて、UVライトでレジンを固めたら完成です。
海洋ごみは、いま世界的に大きな問題になっていて、海にすむ生き物がプラスチックごみを食べて死んでしまった事例が多く報告されています。
また、具体的な影響こそ明らかにされていませんが、マイクロプラスチックを食べた魚を食べるのは私たちであることから、その悪影響も懸念されています。
今回のワークショップでは、海のゴミについて考えてもらいながら、思い思いのアクセサリー作りを楽しんでもらいました。
「海辺のたからもの」の代表で東北大学工学部3年の畠山紳悟さんは、「もともと地元の人と海岸清掃をしていたが、子どもたちに興味を持ってもらうきっかけを作りたかった。今後は、仙台だけでなくいろいろなところでもワークショップをやっていきたい」と話していました。