こんにちは。事務局の田代です。
7/14(土)に渋谷で開催された「海でつながるゴミ拾い」に参加してきました。このイベントは、「海と日本プロジェクト」の一環で、日本財団、渋谷区、ごみ拾い団体のNPO法人などが共催したものです。渋谷区立神宮前小学校を起点に、参加者およそ500人が、原宿チーム、表参道チーム、渋谷チームなどに分かれ、ゴールの神宮通公園を目指し、路上を清掃しました。
そもそも、海と日本プロジェクトで、渋谷の街をなぜ清掃するのか。不思議に思う人がいると思います。実は、海のごみは海水浴に来た人が出すのではなく、8割は街から出ているのです。日本の海岸に流れ着くごみの量は、年間19万トンで、東京ドームの半分ほどもあります。この膨大な海のごみを減らすためには、街のごみを減らすことが大切なのです。
海のごみは世界的に大きな問題となっていて、先日も、ウミガメの鼻に刺さったストローを抜く痛々しい動画が話題となり、スターバックスやマクドナルドではストローの廃止を打ち出したばかり。東日本大震災でも、宮城県をはじめ東北地方からの震災がれきが、太平洋を渡って北米の西海岸に多く漂着し、生態への影響が心配されました。一度、海に流されてしまったごみは、回収が難しく世界各地で影響が続くのです。
問題を解決するための道のりは険しいですが、まず目の前のごみを拾う事から始めなければなりません。私も火バサミを片手にたくさんのごみを拾いあげました。拾ったごみは、空き缶、ペットボトルのほか、たばこの吸い殻やレジ袋、乾電池など多岐にわたりました。このごみが海にたどり着く前に、回収することができて、とても気持ちよかったです。
海と日本プロジェクトでは、7月28日まで「海でつながるごみ拾い」の取り組みを継続します。みなさんも自分の住む街でごみを拾うことが、海のごみを減らす第一歩につながるということを心にとめておいてください。