レポート
2023.03.17

宮城の名物!閖上の赤貝が復活

全国に名を馳せ、築地では「本玉」と呼ばれる高級食材が宮城県にあるのを御存じですか?
それが閖上赤貝。
銀座の寿司通をうならせる閖上の赤貝ですが、名取市を含む仙台湾沿岸海域では去年12月中旬から
基準値を超える貝毒が検出され、出荷の自主規制や自粛が続いていて、閖上では
去年9月以降出荷できた期間はわずか1週間のみでした。
しかし、宮城県は国より厳しい基準値を緩和し、検査まで3週連続で基準値を下回ったため3月1日に、
およそ2か月半ぶりに規制が解除されました。
3月1日、水揚げされたアカガイはおよそ445キロで、例年よりやや高い1キロあたり3458円で取り引きされました。

このうち、名取市の閖上漁港では、1日朝に獲れたアカガイを積んだ漁船が、午前10時すぎに港に戻り
久しぶりの漁の再開に港は活気づきました。

港に戻った漁師は、
「ほっとしている。おかげさまで何とか、このまま貝毒の数値が上がらなければいいが」
と語り、
県漁協仙南支所の出雲浩行運営委員長も
「このまま貝毒なく6月末まで出漁できれば大変うれしく思う。
おいしい日本一のアカガイを見かけたらどうぞ食べてもらえたら。」と消費の巻き返しに期待を込めました。

去年の閖上のアカガイの水揚げ量は、貝毒の影響もあり例年の半分以下の21.5トンでしたが、
今年は16トンを目指すということです。
水揚げされたアカガイは都内の高級すし店や仙台市の飲食店などで提供されるということです。

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