大河原町にある「京浜金属工業 仙台支店」に子ども達が集まっていました。
学習塾の「あすなろ学院」が、SDGsについて子どもたちと考えようと立ち上げた「ゼロワン調査隊」。今日は、プラスチックのリサイクル等を研究している「MSC」が開発した、リサイクルシステムを使った海ゴミのリサイクルを見学すること。これまで一緒に海ゴミについて調べてきた、白石高校の生徒たちも一緒です。
砂浜に打ち上げられるプラスチックをリサイクルする時に大きな問題となるのは、耐候劣化してカサカサになった部分をどうやって取り除くか?ということ。
MSCでは独自の技術で耐候劣化した部分を取り除き、海洋プラスチックのリサイクルに成功しました。
粉砕された海洋プラスチックゴミを自社で開発した機械で洗浄し、耐候劣化した部分を取り除きます。
洗浄しながら更に細かく粉砕されたプラスチック片を熱で溶かし、粒状に加工します。
この粒状になったプラスチックを再度加熱し、様々な製品へ作り変えるのです。
今回は、様々な色の植木鉢を作りました。
子ども達と一緒に活動してきた、MSC社長の麦谷さんは「子どもが研究は、大人の考えを超えてくることがあるので、こちらが勉強になる。」と話していました。
子ども達からは「元々ゴミだったものを何かにするには色々な苦労があることが判った」「まず興味を持ってもらって正しい知識を知ってもらって海洋ゴミに関心を持つ人が増えるといい」という感想がありました。
厄介者だったプラスチックゴミ。
どんどん有効活用できるといいですね。