レポート

漁業の未来の為に進化し続ける「庄福丸」

宮城県-A・026-s05

こんにちは!今回は、放送された番組の取材についてご紹介です!亘理町荒浜で代々漁師として生きてきた「庄福丸」。現在は加工・製造、流通までの6次化を実現している会社に進化させました。そのきっかけは、亘理に「ふれあい市場」が建設され、お魚を産直市場に「庄福丸」も魚を販売することだったそうです。

最初は魚を丸ごとパックしていましたが、お客様に「これさばけないんだよねー」という声をいただき、調理しやすく、もっとお客様がもっと手に取ってもらいやすい形で、加工して提供しようと考えていき、現在の会社の形になりました。

 

 

「Dの深掘り話」サステナブルな事業を展開する「庄福丸」のバックストーリー。

  1. 低未利用魚を加工して出荷
  2. 神経締め、船上放血等による、大衆魚の高付加価値化
  3. 飲食店とのコラボイベント

番組では紹介しきれないバックストーリー「Dの深掘り話」

流通・サービス業を組み合わせた「6次産業化」へ積極的に取り組む「庄福丸」

「庄福丸」は、大小合わせて4隻の漁船を所有していて、底引網・定置網・刺し網・貝桁・巻網といった複数の漁法を用いて、一年を通して漁を実施しています。そして、時代の荒波に負けない、強い魚食文化を作るため1次産業(漁業)、2次産業(製造・加工業)、3次産業(流通・サービス業)を組み合わせた「6次産業化」への取り組みを積極的に行っています。また、漁業データは大学所属の研究者に提供していて、より効率的な漁獲方法を科学的に検討し、サステナブル(持続可能)な漁業を目指す社会構築の一助も担っています。

低未利用魚を加工して出荷

温暖化などの影響で、水揚げされる魚種は年単位で変動しています。せっかく漁獲できた魚も、低未利用魚になってしまうことも…。そこで「庄福丸」は、こうした魚も安定して食べてもらえるよう、頭や内臓・鱗を取って食べやすい形に自社加工したり、産直市場やオンラインなどで販売するといった取り組みを行なっています。

神経〆、船上放血等による、大衆魚の高付加価値化

海洋資源の減少やコロナ禍の魚価の低下により、魚は「量」よりも「質」が求められるようになってきました。そこで庄福丸では、船上での血抜き、神経〆といった鮮度保持の技術を取り入れ、付加価値をつけて飲食店さんや消費者の皆さんにお届けするための工夫をしています。

飲食店とのコラボイベント

漁の背景や魚に纏わるエピソードを知ると、魚を食べることがより一層面白くなり、魚をより一層好きになってもらえるはず!「庄福丸」は、このような「漁業の今」を伝える場として、飲食店さんとのイベントといった食育事業を行っています。魚が持つストーリーのやりとり=「フィッシュコミュニケーション」を通して、 漁業者・飲食店・消費者が交流する場を創出します。

~亘理に船プロジェクト~

このプロジェクトは「庄福丸」からスタートしたもので、「亘理に船」というように「助け舟」の意味合いを持ち、「漁業を元気にするためのロールモデルをこの亘理町から発信したい」そんな想いが込められています。具体的な内容としては、魚の品質向上・飲食店への直売・漁業者同士の交流(お互いに魚を買い合ったり、神経締めの技術を高め合ったり、機材の貸し借りをしたり)などがあります。魚の値段が上がることで漁師の生活が良くなり浜全体の活性化に繋がると期待しています。

 

未来の漁業のために、どんどん進化していく、亘理の「庄福丸」の取り組みに今後も注目ですね!

 

 

  • 「漁業の未来の為に進化し続ける「庄福丸」」
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