こんにちは!今回は、先日番組で放送された、磯の香り、とろける食感が魅力の「とろろ昆布」を製造している、創業から75年の「太平昆布」さんの取材ご紹介です。
「太平昆布」さんは、先代が自分で削った「とろろ昆布」(山形から学んできた)をお弁当に入れて行商していた時のこと、それを見たお客さんの一人が興味を持ち、噂が広まり、商品化に至りました。
原料は北海道や三陸産の厳選された昆布を使用しています。昆布本来の旨み、食感、風味を味わってもらう為、創業以来、醸造酢・調味料・保存料などの添加物は一切使用していません。
一般的には、圧縮した昆布を機械で削り上げる製法が主流の「とろろ昆布」。しかし、栗原市にある「大平昆布」では、職人の手仕事により削られた昔ながらの「とろろ昆布」を今に受け継いでいます。
手削りされた「とろろ昆布」の特徴は、機械だと均一に削れますが、手削りだと厚さの強弱が出るので、昆布本来の味が非常に味わえるところだそうです!
「手削り」の難しさは、捲りのかけ方によって厚く・薄くもできる分、非常加減。そんな手削りの「とろろ昆布」を提供する「太平昆布」では、美味しさだけでなく安心安全にもこだわっていて、異物が多いのが水産物のため
異物を取り除く作業に、従業員のみなさん一丸となって行っているそうです。今年に入っても今のところクレームゼロ件!素晴らしい品質管理ですね!
今後は、若い年代の方々にも食べていただき、後世にも残る「とろろ昆布」と、なることを目標とされているそうですよ!
10代のみなさん!肌にも健康にもいい「とろろ昆布」!ぜひ毎朝食べてみませんか?ダイエット効果もありそう!?
昆布が採れる海の環境
- 昆布が採れる、北海道から宮城までの海は年々水温が上がっていて、ここ5年では減産傾向にあります。
- 太平昆布は仕入れ業者や組合に恵まれ、何とか耐えられていますが、続けていくためには、周りのみなさんとの絆ややりとりを太くしていく必要があると話してくださいました。
- 「後世まで引き継がれる、太平昆布 のとろろ昆布であり続けたい」と、こだわりと商品管理を徹底し製造している 太平昆布社長がお話ししてくださいました。
昆布の量はやはり、他のお魚と同じく、海の環境の変化によって減ってきているのですね。人の力、知恵でタッグを組んで、未来に残るとろろ昆布を製造し続けて欲しいですね!